水道水と髪

先日久しぶりに帰宅した妹が「家でシャンプーすると髪が全然ちがうわ~!」と今更ながら感動していました。

我が家はお風呂、トイレ、台所の一部に昔ながらの井戸水を使用しています。最近の事情では飲料水として使うのははばかられるのですが、適度な軟水で塩素での消毒などは無縁。お茶やコーヒーは断然これに限るので火を通して使うことにして食事にも使っています。

おなかを壊すのは家族だけですからね…。またこの水脈が豊富なので渇水することもなく贅沢な水の使い方をしちゃっているわけです。

妹はここ半年くらいを実家と別宅を行き来していて、別宅の在宅ペースが増えたので水道水を使う機会が当然増えたわけですが、お料理やコーヒーは浄水器やミネラルウォーターを使えばいいのだけど、お風呂タイムまでそうはいかず何気に感じたことを話してくれたわけですが、残留塩素の影響からシャンプーの仕上がりが全然違うと言い出しました。

確かに水道水はカルキが含まれているために、お風呂に入ると刺激があったりすることがありますね。必ず一番風呂の人がそう感じることが多いはずです。カルキは肌の皮脂膜からはがれる脂肪分などによって半減するといわれています。肌が自分自身の肌を守るために皮脂膜がカルキを緩和させる役目をしているからでしょう。

肌は弱酸性と言われていますが、これにも皮脂膜や代謝物が大いに関係しているのです。ところがこれが髪になると少し事情が変わります。髪には肌のように脂肪分を出す機能はありません。髪の毛の表面はタンパク質が形成するキューティクルが覆っているのですが、残留塩素はそのタンパク質を分解してしまうので、髪のごわつきやパサつきを実感させてしまうのです。

そのため残留塩素のない自然のままの井戸水はキューティクルをはがすこともせず、指通りの滑らかな髪に仕上げてくれたのではないでしょうか。水道水の殺菌力はかつて感染力で猛威を振るったコレラ菌やチフス菌といった菌を殺す力があるのですね。

インフルエンザの予防に手洗いがかなり有力だといわれるのもそのためです。それだけの殺菌力があるので肌や髪の健康状態を良好に保つことは厳しいかもしれませんね。

 

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