水育

食育に代表されるように○○育が盛んです。サントリーが掲げる次世代環境教育に「水育」があります。水の大切さを子どもたちに伝える独自のプログラムになっていて、自然体験教室と出張授業をそれぞれ展開しています。

森や川と水とのかかわりや自分たちが生きていく中で欠かせない水の関係を学ぶものです。今は清潔な安全な水を飲んだり、調理に使ったり、生活のために当たり前のように自分の周りにある水ですが、かつての日本だって川や湧水を汲んで飲み水や煮炊きに使いました。お風呂が毎日入れるなんてことのほうが少なかったのかもしれませんね。

子どもたちがイメージしている以上に水の利用は計り知れません。食品だけでなく多様な加工品には水が必要になる工程が必ずあります。そのために水を加工する場合もあるはずですね。その工程によって排出される汚水の処理も必要です。通常の生活でも生活排水が出ます。排水をきちんとしないと環境を汚染することになりますね。

自然界は新たに生み出し生育しやがては朽ち果てる、そしてまた新たに生み出すというサイクルで成り立ちます。人為的に冒された自然の水がまた新たなクリーンな水に戻ることはかなり困難です。雨が降って山肌に染み込み時間をかけて湧水になり源流から大きな川へと水は流れて大海へ注がれます。そしてまた水蒸気になって雨を降らす空へ帰るのです。

それが水のサイクルでしょう。自然に還る水に戻してあげなければいけないのです。東日本大震災の後原発の問題で長い間さまざまな議論やプロジェクトが動いていますが、結局あの付近に住んでいた人たちはご自宅に戻ることができません。漁業を生業にしていた人は職を失った人もいるでしょう。

そこにも汚染水の問題がはびこっていました。知人は地震直後ライフラインが復旧するまで給水車からのお水でしのいでいました。地球上に生命体が出現したのにも水が大きくかかわっています。私たちの体だって70%は水分です。そんなこんなをひっくるめてこれからを生きる子どもたちへ、お水が軸になると説く「水育」は大事な環境教育です。

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